東京バンドワゴン 小路幸也

東京下町 ある古本屋とカフェが
一緒になっているお店が舞台。

60歳になるのに金髪の伝説のロッカー
我南人(がなと)を中心に
4世代一家族の今時珍しい家族の風景。
ストーリーはちょっとミステリー仕立てだが
ほとんど警察沙汰にもならないような出来事を
家族で解決する4話からなる話。
ミステリーなのに悪者は一人もなく

どうかすると寺内貫太郎一家」のような
どたばたした下町人情コメディ的要素の方が
充分にじみ出ている。
感動こそないが、読み終わって

「あぁ、よかった〜」と心から思える作品。



でも、ドラマ化はしないんでしょうか?
いつなってもおかしくない作品です。

とにかく、いい!