軍艦島35年ぶり上陸解禁

海底炭鉱の島として日本の近代化を支え、
1974年の閉山後、立ち入りが禁止されていた
長崎市沖の端島(はしま)(通称・軍艦島)で22日、
35年ぶりに上陸が解禁され、
元島民や観光客ら約80人が高層アパート群や炭鉱跡を見学した。
Yahoo!ニュース引用)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090422-00001056-yom-soci


初めて軍艦島の名前を知ったのは30年程前
『純』という江藤潤主演の映画だった。
作家をめざす主人公に恋人(朝加真由美)がいるが
悶々と暮らし、電車で痴漢を重ねている、という内容。
彼の故郷がその軍艦島という設定で、
その出てくる映像が繁栄と廃虚が交差するもので
とても同じ場所とは思えなかった。
映画そのものは、正直たいしたことはなく、
勿論、エロ目的で見に行ったが
30年経った今でもあの『軍艦島』だけが
強く印象に残っている。


今日見たニュース映像を見るかぎりでは
あの頃見た映画の風景とそう変わりはないように見える。
というか、本当に30年前の映像も廃虚そのものだったから
変わりようがないだろう。
しかし、世界遺産の候補地にも選ばれているというが
この廃虚を世界遺産というのはどうだろう。
日本的に勿論そのまま保存するのには反対はしないが、
それを世界にまで広げるのは図々しくはないだろうか?


軍艦島に興味をもったら『純』を見るのをお薦めします。
ただ、映画はあまり薦められません。
あしからず。



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