流れ星が消えないうちに  橋本紡

大好きな彼が海外の一人旅で死んでしまった。
彼女であった主人公はそれ以来
玄関でしか寝られなくなってしまった。
『今』は元彼の親友が彼になっている。
少しずつ癒えてはいるが
まだ二人で『彼』の話はしていない。
そんな時、離れて暮らしている
父が突然彼女の家に転がりこんでくる・・・


正直、作者はまったくわからず、
ジャケットとタイトルのみで買ってしまいました。

大正解!
世界観がたまらなくいいです。
自分の中では映画にしたいくらい
いい作品です。
岩井俊二の『Love Letter』にも雰囲気は似ています。
なんだろう、胸キュンですかね。
40過ぎのオヤジがいうのもなんですが。


お父さんがいいです。
転勤して九州へ引っ越し
しかし主人公だけは東京に残ったのですが
突然お父さんは『家出』をしてくる。
父もまた、もがいているんです。
お父さんの気持ち何となくわかる気がします。
子どもはいないけど(^O^)

もしかしたら女性向けの小説かもしれないけど
かなり良質の作品です。

癒されます。




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