キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン


スティーヴン・スピルバーグ監督が
レオナルド・ディカプリオトム・ハンクスを起用した
実在の犯罪小説をコメディタッチにした映画。
出演は他にクリストファー・ウォーケンマーティン・シーン
エイミー・アダムスジェニファー・ガーナーなど。
原題の「Catch me if you can」は
和訳すると「捕まえられるもんならつかまえてみろ」となり、
ごっこの時の「鬼さんこちら」に当たるらしい。


高校生の主人公(レオナルド・ディカプリオ)は両親の離婚のショックから
家を飛び出してしまう。
お金を捻出するため小切手を偽造して換金しようとするが、
怪しまれてなかなかできなかった。
しかし、航空会社のパイロットに成りすますと
誰もがもののみごとに騙された。
これに味をしめた彼は偽造を繰り返し
巨額の資金を手に入れた。
一方、FBIのベテラン捜査官(トム・ハンクス)は
躍起になって犯人を追うが、なかなか正体をつかめない。
あと一歩のところまで追いつめるも、まんまと逃げられてしまう。
犯人も、パイロットから医者、弁護士と次々職業を変え、
FBIを欺いていくが、ついに捕まってしまう・・・


公開当時はスティーヴン・スピルバーグ監督の割には
それほど話題にはのらなかったような気がしたので、
今まで見る機会がなかったが、見ると意外と(失礼!)面白かった。
やっぱり、スピルバーグはテンポがある。
ディカプリオ、トム・ハンクスの組み合わせも
スピルバーグならではで、思ってた以上にマッチしていた。
実話ということなんだが、主人公=犯人は見てわかるように
非常に頭がいい。それに度胸もいい。当時未成年だったとは思えない。
だってパイロットになりすまして、銀行員だけではなく、
航空会社の社員、そしてスチュワーデスとか
同僚にあたるパイロットまでも騙してしまう。
しかも、その後医者になりすましたり、弁護士になったり・・・
相当の才能、能力がないとできない。これは本当に凄い。


出演者の中ではディカプリオの父親役の
クリストファー・ウォーケンがよかったなぁ。
哀愁が漂っています。
最後のエピソードは泣かされてしまいました。
これも実話なんですかね。
そう思うと主人公に同情してしまいます。
見てない人は見てください。
オススメです。



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