包帯クラブ


監督は「21世紀少年」シリーズの堤幸彦
主演に柳楽優弥、共演は 石原さとみ田中圭
貫地谷しほり関めぐみ佐藤千亜妃など。


調理中の事故で手首を切ってしまった女子高生ワラ(石原さとみ)は、
病院へ行き自殺未遂と勘違いされる。
憤慨の中、屋上へ行きふらりとフェンスを乗り越えようとしたとき、
そこの入院患者のディノ(柳楽優弥)に呼び止められる。
彼もまた、自殺未遂と勘違いし、なおも憤慨するワラに対し、
ディノはフェンスに包帯を巻いた。
後日、ワラの親友のタンシオは彼氏と別れたと告白。
ワラはそんな親友のために、公園のブランコに包帯を巻いた・・・


オフィシャル・サイト
http://www.ho-tai.jp/


リアルな高校生の映画ではないかとの
先入観で見始めたが、ちょっとそこは違った。
やはりそこは堤幸彦、一味違う。
舞台は群馬県高崎市
大都会ではない、地方都市の
しかし、中心部へいくと高層ビルが建っている
どこか中途半端な舞台設定がよかった。
高校生が子どもでもあり、大人になりかかっている
そんな時期を風景と相まってよかった。
主要メンバー6人がそれぞれ何かしらの問題を抱えており
ちょっとずつではあるが、それぞれ焦点をあてて
メンバーの個性を浮き立たせてあって、
そこがよかったのでは。
ただ一点、柳楽優弥のヘタな関西弁が妙に耳にまとわりついたけど、
終盤その謎も明らかになって、しかたないのかな?
という気持ちにはなる。


感動作ではないが、心に残る作品。

それこそ、「めっけもん!」ではないか。




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