王監督、ラストゲームはサヨナラ負け
ソフトバンク・王監督のプロ野球生活50年の幕引きはサヨナラ負けで終わった。
「涙雨なんて僕には似合わないよ」。
いたずらっぽく、笑顔で話していた王監督。
巨人で5年、ダイエー、ソフトバンクで14年間指揮を執った
「世界の王」が、杜の都での熱戦を花道にユニホームを脱いだ。
(Yahoo!ニュース引用)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081007-00000519-sanspo-base
“名選手、名監督にあらず”という言葉がある。
少なくとも、王監督にはあてはまらなかった。
選手時代、通算22年で868ホームラン。
1年平均40本弱。しかも最初3年間で37本だったので
その3年を除くと、平均44本!!
現役最後の年、ホームラン30本も打っていながら
「王貞治のバッティングができなくなった」といったのも
なんとなくうなずける。
監督になってから、特にダイエー時代の王監督は
就任当初は苦労の連続だったのを憶えている。
「生卵事件」は王監督を語るのには外せない事件。
1996年5月、あまりにも勝てないダイエーに
ファンは「お前らプロか?」と罵声を浴びせ、
球場から出てきたホークスナインの乗ったバスに
生卵を次々投げつけられた事件があった。
王監督にとってもかなり屈辱的だったと思う。
そんな時期を経て、1999年、2000年と
リーグ優勝を果たした。
そして、記憶に新しいWBCの優勝。
これで、本当の意味での「世界の王」になった。
僕が野球を好きになったのも、
長嶋さんや王さんがいたからこそ。
いまや、その2人がグランドにいない野球は
寂しいかぎりだ。
しかし、子どもの頃出会えたのは
ある意味幸せだったのだろう。
本当に王監督、長い間ありがとうございました。