七人の侍


日本を代表する黒澤明監督の代表作。
出演は三船敏郎志村喬加東大介木村功千秋実宮口精二、稲葉義男など。
戦国時代、ある貧しい農村の村人は麦の刈入れを前にして
野武士が襲来する話を聞いてしまった。
百姓だけでは勝ち目はない。しかし、麦を盗られては飢え死にしてしまう。
困った挙句、侍を雇うことにした。
報酬は毎日の食事のみ。
それでもどうにか七人集まり、村人は侍と共に野武士に立ち向かう・・・


このまえ、確か黒澤明監督の命日の日ですか、BSで放送していました。
僕自身は以前1回だけみたのですが、
そのとき圧倒的な面白さに感動し、その後の黒沢映画が公開する度
映画館へといそいそと足を運びました。

しかし、残念ながら七人の侍」を超える映画はとうとう出ませんでした。
それだけ、「七人の侍」の完成度は高いものです。
3時間はゆうに超える映画なのに、全然飽きさせない。
しかも、次はどうだろう、次は・・・
もうどんどん前のめりになっていきます。
七人のキャラクター設定もなかなかいいです。
勘兵衛こと志村喬が一人ひとり品定めして見つけていくのですが、
もう出会ったときからキャラクターが出来上がっています。
特に菊千代こと三船敏郎は抜群。
かなり深いキャラクター設定になって、映画に深みが増します。
それとラストの雨中の決闘シーンですね。
これは映画史上まれに見るシーンだと思います。
まさしく傑作です。


冗談抜きにしてこの映画を見ずして映画ファンを語るな!
と言いたい、屈指の映画の一本です。



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