戦国自衛隊
1979年、当時絶好調だった角川映画が
半村良の原作を映画化したSF時代劇映画。
演習地へ向かう自衛隊一個小隊が突如、閃光に包まれる。
気がつくと彼らは戦車等武器ごと
400年前の戦国時代にタイムスリップしていた・・・
10何年振り、いや20数年振りだろうか、この映画を見たのは。
今更、詳しい説明など必要のない映画だと思う。
しかし、改めて今見ても新鮮でかなり面白い映画で、
映画的に古臭さを感じたのはタイムスリップするシーンと
音楽ぐらいだろうか。
脚本(鎌田敏夫!)がすばらしい。
キャラクター設定が一人ひとりちゃんとできていて、
それをたった2時間ちょっとで描いているのがよくできています。
特に、千葉真一、夏八木勲、渡瀬恒彦は特別!
ちなみに、他のキャストは豪華でざっとだが、
江藤潤、にしきのあきら、三浦洋一、かまやつひろし、倉石功、
高橋研、河原崎建三、角野卓造、鈴木ヒロミツ、竜雷太、
小野みゆき、岡田奈々、仲谷昇、成田三樹夫、小池朝雄、
薬師丸ひろ子、草刈正雄、勝野洋、真田広之、佐藤蛾次郎、宇崎竜童 等々
映画内容も後半、川中島で武田信玄と戦う(!)のだが
ざっとこのシーンだけでも、今見ても日本映画を変えたのでは?
と思えるほど、今でも充分見ごたえあります。
そうゆう意味では最近こうゆう硬派な映画がないのはちょっと残念ですね。
ちなみに2005年にリメイク(?)された『戦国自衛隊1549』は
はっきり言って散々です。見ないほうがいいです。
もうひとつちなみに、公開当時は薬師丸ひろ子見たさにこの映画を観ました (^O^)