es [エス]


1971年、スタンフォード大学心理学部で、ある実験が試みられた。
被験者は新聞広告によって集められ、
無作為に「看守役」と「囚人役」に分けらた。
二週間、いくつかのルールに従いながら自分の役を演じること、
それが彼等に与えられた仕事だった。
しかし、看守役は支配的に、
囚人役は服従的になっていき、
ついには囚人役の何人かが重度の情緒不安定に陥り、
この実験は6日で中止となってしまった・・・


ホームページ
http://www.gaga.ne.jp/es/


実際に起こった「歴史的事件」。
たぶん、心理学を勉強したことがある人なら
必ず耳にする出来事だと思う。
しかし、この映画は事実をベースにしながら
若干脚色が入っているが、
それにしても見終わった感想は

人って恐いなぁ〜ってこと。
だって、確かに脚色はしているとはいえ
事実がベースですから、実際今でもこの実験をしたら
このようなことが起こり得るということ。


「看守」という権力が与えられたら
どんどんエスカレートして、権力を振りかざすというのは、
実際、政治家や警察(勿論一部の人だが)にも
当てはまるのではないか? と思ってしまった。
そうなんですよね、この映画はちょっと古い出来事かもしれないが、
逆に今に通じる出来事ではないかなと思える。


そういう意味では必見です。
下手なホラー映画より恐いです。




es[エス] [DVD]