「2001年宇宙の旅」


小説「2001年宇宙の旅」で知られる英国人
サイエンスフィクション(SF)作家
アーサー・C・クラークさんが、スリランカで死去した。
90歳だった。(Yahoo!ニュース引用)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080319-00000989-reu-ent


「2001年宇宙の旅」との出会いは高校生。
当時月刊だった「ぴあ」に『ぴあテン』『もあテン』
というのがあった(今でもあるのかな?)
その『もあテン』に必ずといっていいほど1位にあがっていたのが
「2001年宇宙の旅」だった。
興味はそこから始まった。

「どんな映画なんだろう・・・」

当時でも10年以上前の映画なのに支持される理由が知りたかった。
偶然にも数ヶ月後にリバイバルで劇場公開された。
勿論即行で観に行った。


衝撃的だった。当時の感動を今でも憶えている。
圧倒される映像感覚。
スター・ウォーズ』を観た翌年に観たはずなのに
全然引けを取らない。
これが10数年前に作られた映画なのか?
勿論派手さはないが、円形を中心とした宇宙船のデザインは逸品。
そして音楽。
クラシックを中心とした構成は当時としては画期的。
しかも、無駄な音響はいっさい入っていない。
宇宙空間にいるというのはこうゆうことなのかと
疑似体験させられる。
しかし、何よりも一番衝撃的だったのはラスト30分。

わからない!

おもいっきり、頭の中に?マークが100個ぐらい浮かべながら
劇場を後にしたのを憶えている。
人生で初めて『哲学』というものを体感させられた瞬間だった。
それが「2001年宇宙の旅」だった。


それから約30年!
「2001年宇宙の旅」は20回ぐらい観たはずだが
ラストのはっきりした答えは見つかっていない。
今夜も久しぶりに観ようと思う。
多分明確な答えがみつからないと思うが・・・


あぁ、自分にとって人生初の哲学が
最大最難関の哲学になってしまったのは
間違いなさそうだ。


スタンリー・キューブリックさん、
そしてアーサー・C・クラークさん、
改めてご冥福をお祈りします。



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