深紅

内山理名主演のミステリーサスペンス。
小学校の修学旅行中に自分以外の一家全員が殺害される事件が起きた。
その8年後大学生になった主人公(内山理名)に
犯人に死刑が下されることを知る。
やがて彼女は犯人の娘(水川あさみ)に素性を隠したまま近づく・・・。


オフィシャル・サイト
http://www.shinku.jp/


何の事件においても裏があり、犯人イコール悪者ではないのだと
気づかされる作品です。
ストーリーが進むにつれ、起点となる一家殺人事件の背景も淡々と平行につたえられ、
段々と主役の2人(内山理名水川あさみ)の見かたが変わってしまう。
これは僕だけだろうか?
犯人の娘だから憎まれるではなく、本当は被害者の娘こそ憎まれるのでは?
だんだん、そう思ってきます。


犯人役は緒形直人熱演です。
徐々に追い込まれていくのが分かり、
心情的に「仕方ないかぁ」って部分も出てきます。
一家殺人のそのシーンは凄いです。
タイトルはそこからきています。


なかなかテーマは重いですが、一見の価値はあると思います。


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