闇の子供たち


「どついたるねん」「亡国のイージス」の阪本順治監督が、
梁石日の同名小説を映画化。
出演は江口洋介宮崎あおい妻夫木聡佐藤浩市豊原功補


日本新聞社バンコク支社の記者の主人公(江口洋介)は、
東京本社からの情報を基に、
タイで行われている闇ルートの臓器移植の取材をする。
同じころ、ボランティアとして
バンコク社会福祉センターにきた女性(宮崎あおい)は、
最近顔を見せなくなった少女が、
実は父親に売春宿に売り飛ばされていることを知る。
記者は独自の取材を進めるが、
臓器移植は生きた子どもの臓器をそのまま使うことを知る。
移植相手が日本人だと知り、
どうしても阻止したい2人は日本に帰るが・・・


オフィシャル・サイト
http://www.yami-kodomo.jp/


衝撃という言葉がそのまま出てくる映画。
嘘か本当かは知らないが、
まさか生きたまま臓器移植をするとは・・・。
それを知った時の江口洋介の顔は印象的。
その一因が日本の子どもが
日本国内で移植ができないのが原因で、
その父親役である佐藤浩市
致し方ないなぁ〜と思わせる演技が素晴らしい。
誰しも彼の立場なら、責められないと思う。
仮に誰か一人死んだとしても、
自分の子どもが生きられるのなら・・・と思うと
心が痛くなってくる。
ここは一つ日本の法律改正をすぐにでも願いたい。


それにしても、途中までは完ぺきだったのに
ラストがなぁ〜〜納得がいかない。
ネタバレしないために書かないけど、
おかしいじゃない、っていうのが2,3ある。
それだけに惜しい、非常にもったいない作品。
でも、見る価値は十分あります。




闇の子供たち プレミアム・エディション [DVD]