ジョンQ−最後の決断−

デンゼル・ワシントン主演の映画。

工場労働者のジョン(デンゼル・ワシントン)の息子が
野球の試合中に倒れ、病院に担ぎ込まれる。
診断の結果、心臓病を患っており、
生き延びる方法は心臓移植しかないが大金が必要だという。
会社の医療保険で賄おうとするが、
正社員からパートタイマーにリストラされ、
保険は適用できない。
家財道具を売るなど金策に走ったが、
病院から無情な退院勧告が出される。
万策尽きたジョンは拳銃を手にして
患者らを人質にし病院を占拠。
ジョンの要求はただ一つ、
息子の命を救うことだった。


無謀です。
よくよく冷静に考えれば、かなり無謀です。
しかしです。
親が実際にこの立場になれば、
わからない訳ではないな、と思います。
「息子の葬式なんて絶対ださない。
 息子が俺の葬式を出すんだ!」
というくだりはありますが、
もっともですね。説得力があります。


デンゼル・ワシントンはさすがです。
彼はハズレはないです。
主人公・ジョンが最後にある決断をして
息子に話しかけるシーンがありますが、

泣きます、もう号泣です。
本当に彼の演技は真に迫っています。
今まで見てきた中で、もしかして
一番情けない役かもしれないけど、
一番カッコイイ役かもしれません。
人質にされた人が、
みんな彼のファンになってしまうのも
うなずけます。
まぁ、アメリカらしい映画といえば、それまでですが
しかし、今のアメリカの問題点を
ズバリ指摘しています。
良作です。


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