キリング・フィールド

70年代のカンボジアクメール・ルージュの内乱を取材する
アメリカ人ジャーナリストと通訳兼助手のカンボジア人の友情の映画。
前半はプノンペンに迫るクメール・ルージュから逃れる
主人公達の鬼気迫る奮闘を、
後半は強制労働を強いられる助手のカンボジア人(ハイン・S・ニョール)の
カンボジアを脱出するまでをドキュメンタリー風に
緊張感タップリで描いています。


特に助手役のハイン・S・ニョールは全くの素人ながら
プロ顔負けの演技(と言うより、本当にそのまま!)
その年のアカデミー助演男優賞を獲得しました
それもそのはず、彼も実体験でクメール・ルージュに捕まって
そこから逃れた体験があるそうです(しかも、医者だった!)
その後、俳優や講演等の仕事をアメリカでしていたが
96年に路上で殺害されたそうです。
本当に数奇な運命でかえって見ごたえある作品なっています。
改めて冥福を祈ります。


エンディングに流れるのはジョン・レノンの『イマジン』
改めてその平和の思いを知ることが出来ます。
今日、12月8日はジョン・レノンの命日です


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