作家、立松和平氏が死去

映画化された「遠雷」などで知られる作家の立松和平さんが、
多臓器不全のため、東京都内の病院で死去した。
62歳だった。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100209-00000555-san-soci


映画「遠雷」を見たのは高校3年生だった。
忘れもしない、会社面接の帰りで学生服のまま映画館に入った。
今でこそたぶん冷静に見れるかもしれないが、
中にはかなりきわどいシーンもあり(いや、モロか?)
結構ドキドキして見た記憶がある。
それとは別に永島敏行が嫌がらせにバーの玄関前に
お地蔵さんを置いて帰るシーンなども笑わされた。
一回しか見ていないのによく憶えている。
そうそう、桜田淳子の「私の青い鳥」を
歌っていたのも印象的だった。
特に感動するとか、めちゃめちゃ面白いとかはないが、
変に印象に残る映画だった。


あれが立松和平さんの原作だと知ったのは、つい最近。
考えてみれば、実に栃木っぽい映画だ。
ニュースステーション」で見聞きした立松和平さんの
あの独特のイントネーションは栃木そのもの。
あの語り口が聞けないのも寂しい気がする。


本当に心からご冥福をお祈りします。





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